防災訓練でEボートが大活躍!

本日は、鯖江市某地区の防災訓練から要請を受け、Eボートを出航してまいりました!

かなりの規模で防災訓練をされていることにびっくり!

私たちは子どもと親子に、浸水時の救助方法としてボートが活躍することを知ってもらい、子どもでも十分活躍することができることを学んでもらいました。

 

住んでいるところが沈む!?

河川が氾濫したり、大雨が降った時、自分たちの地区が水没することは意外に知りません。

今回、鯖江市発行のハザードマップを皆さんに見ていただきました。住んでいる家は浸水が50cm以下でも、集落の外では2mにも達するところがあります。つまり、水上の孤島になってしまいます。

ハザードマップ(鯖江市立待地区)

 

このような時に、Eボートはとても活躍します。その特徴として、①大人数乗れる、②ゴム製で移動や組み立てが簡単、③家にぶつかってもお互い傷になりにくい、などがあります。一家4人の場合、全員と少々の家財道具は持ち出せます。しかも安定がよいので不安も少ないでしょう。

また、むやみに浸水した道路を歩かないことも説明しました。濁り水では下が見えず、側溝に落ちたり、ケガをしたり、さらにはひざ下の流速が早ければ流されることをわかってもらいました。加えて、危険物質が溶け込んで流れることも十分ありうるため、不用意な歩行が危険であることを理解してもらいました。

防災Eボートレース!

Eボートで障害物を回避しながら要救助者を助けることを想定したレースを開催しました。浸水したときに障害となる家や車や樹木などをブイとして川に浮かべ、対岸の要救助者(ブイ)を持って帰るコースを設定し、チャレンジしてみました。レースなのでタイムトライアルです。ブイにぶつかればペナルティです。始めてEボートに乗る人ばかりなのにいきなりレース!?しかし、災害もいつやってくるかわかりません。インストラクターのデモンストレーションの後、レースが始まりました。

(組み立てもみんなで知恵を出し合いチャレンジ!)

(運搬も共働です!)

各チームに分かれてレースがスタート!

最初はバラバラになって漕いでいましたが、タイミングが合うとスピードが上がりスイスイと漕ぐチームや、蛇行してなかなかうまくいかないチームなどいろいろありました。しかし、全てのチームが無事にゴールして、要救助者も救助できたことはとっても素晴らしいですね。

子どもたちが大人に混じって防災活動で活躍できることを学び、共働しながら救助できることを忘れないでほしいですね。

また、自分たちの地区に河川があることを改めて知り、今後の防災にボートが必要になる可能性を改めて認識されていました。

遊びながらボート技術を習得していけるといいですよね!

防災訓練、お疲れさまでした(敬礼)!

 

 

(後片付けもみんなでふきふき(笑))

>一般社団法人環境文化研究所のミッションとは

一般社団法人環境文化研究所のミッションとは

環境文化研究所は、自然環境、民俗文化、伝統技術などを後世に繋ぎ、持続可能な社会を実現するため、専門性と豊かな個性を有する研究員が蓄積している多様な経験や知識を活かし、企業・行政および専門家等による連携活動に参画し、地域発展を支援する活動とともに、地域の暮らしや体験を通じて自然の恵みを巧みに活用する技術と知恵を身に着けた人材を育成し、持続可能な社会の実現を目指す価値観の醸成を図ること、および地域の自然資源や人文資源などの地域資源を生かした産業を育成し、雇用を創出することで環境保全および地域振興に寄与することを目的とし、1997年1月1日にスタートしました。2016年7月11日に、一般社団法人として設立し、更なる地域貢献を進めていきます。

CTR IMG