人間も自然の一部である
2005年5月29日(日) 福井県鯖江市・河和田公民館にて開催された、「動物カメラマンの見た世界の自然・河和田の自然」に行って来ました。
講師プロフィール
佐久間 文男(さくまふみお)氏
職業:自然映像カメラマン
1949年東京都板橋区生まれ
1980年フリーのカメラマンとして独立
1996年ニホンザルの撮影でギャラクシー撮影賞を受賞
1997年NHK土曜特集、編成局特別賞受賞
=主な作品=
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」「生きもの地球紀行」「地球ふしぎ大自然」に作品多数
佐久間さんは全国を取材されているようで、世界各国の様子を美しい写真と共にご紹介いただきました。なかでも、北緯70度では太陽が沈まない様子を連続写真で撮影されたり、アフリカで像が鼻で井戸を掘って水を飲む様子などとても興味が沸きました(写真がきれいなので感動も2倍!)。河和田の取材では、なんと1ヶ月ほど同じ所に腰を据えて撮影されたようで
す。すごい忍耐力ですね。でもそのうち疲れてくると次第に自然体になり、ご自身が自然と一部となっていくのが分かるそうです。そうなると五感が異常に発達し自然の動きやその中での感覚が察知できるとのことです。このような過酷(?)な取材をされている佐久間さんは、人間も自然の一部であることを意識しなければいずれ壊れていくと感じているようです。撮影を通して、この地球にはまだまだふしぎが隠されており、自然を征服した気になっていると地球の治癒力みないなものによって自然災害が起きるような気がする、と感じられているようです。