第2回46億ジオの旅❘2021.11.6

11月6日は気持ちの良い快晴でした。
そんな気持ちの良いコンディションの中、「46億ジオの旅」が実施されました。
地質の専門家をガイドに迎えて、地学の視点で越前海岸の謎に迫ってみようという趣旨です。
翌日の11月7日は大寒。
福井では例年天候が悪くなり、そろそろ冬の到来、越前ガニが解禁され一気に冬モードへ移行するタイミングで、防寒の準備はしていましたが逆に暑いくらいの気候です。

今回は6名ご参加いただきました。
まずは、嶺北と嶺南の海岸の違い、越前海岸の成り立ちについて説明。
1600万年前はこのあたりにマングローブ林が生い茂る温暖な気候であったことが分かっています。
木の化石は至ることろで確認することができますよ。

続いて「弁慶の洗濯岩」の特徴である凸凹した形がなぜできたか?
単純に言えば柔らかい岩と硬い岩の層になって堆積している状態で波が侵食してして削っていった結果こんな形になったとのことです。
全国にある「~の洗濯岩」は同じような理屈でできています。
そのおかげでこんなものも見ることができます。
「生痕化石」です。
スナモグリというエビに似た生き物の巣穴だと言われています。
砂が堆積していた時代に巣穴が作られてそれが年月経て岩になったのでしょう。

石の種類に親しんでもらった後は「石あてゲーム」
6つの異なる石を並べて、じっくり観察。その後、石を見えないように隠して正解の石を探してもらうゲームです。
答え合わせです。
皆さん、意外に(?)優秀で、正解率も高かったです。
石に関心を持たれたのか集中して探していただきました。

この中にあったひとつが「泥岩」。弁慶の洗濯岩でも削れた岩ですが、堆積する過程で化石になりやすい岩。
なので引き続き化石探し。
※国定公園内なので石等の持ち帰りは厳禁です。
葉っぱの化石がたくさん見つかりました。
かなりクッキリと葉っぱの形が分かりますね。

観光で訪れると「奇麗だね」で10分くらいで通過してしまうような場所で、
こんな感じで2時間みっちりと越前海岸を歩きながら地学の旅を楽しんでいただきました。

県外の知り合いに話すネタになり、福井のことをもっと伝えたいという感想を述べる方もいました。

これからも「地学」の面白さと福井の魅力を伝えていければと思います。

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一般社団法人環境文化研究所のミッションとは

環境文化研究所は、自然環境、民俗文化、伝統技術などを後世に繋ぎ、持続可能な社会を実現するため、専門性と豊かな個性を有する研究員が蓄積している多様な経験や知識を活かし、企業・行政および専門家等による連携活動に参画し、地域発展を支援する活動とともに、地域の暮らしや体験を通じて自然の恵みを巧みに活用する技術と知恵を身に着けた人材を育成し、持続可能な社会の実現を目指す価値観の醸成を図ること、および地域の自然資源や人文資源などの地域資源を生かした産業を育成し、雇用を創出することで環境保全および地域振興に寄与することを目的とし、1997年1月1日にスタートしました。2016年7月11日に、一般社団法人として設立し、更なる地域貢献を進めていきます。

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